『永い後日談のネクロニカ』FAQ(Ver.1.5.0→1.5.1 差分版 2012/05/25) ※エラッタ&FAQはプレイを円滑に進めるために、コピーしたり、それを無償で配布したりすることを許可します。 ※ただし、ファイル名や内容を変更することを一切禁じます。 ※「無償の配布」には、ホームページなどに掲載することも含まれます。 http://www.nechronica.com/support.html <FAQ> Q:3レベル変異パーツ【よぶんなあたま】や【たからもの:小さなアンデッド】に個別の人格をもたせるのは可能か? 人格があるなら未練の対象にしてもよいか? A:NCが許可した場合のみ、可能です。  ただし、その演出は基本的にNCではなく、望んだPL自身が行わなくてはいけません。  なお、NCは安易にこうしたことを許可するべきではありません。 Q:ゴシックのスキル【暴食】で強化パーツを修復する際、同レベルもしくはそれ未満のレベルの同系統強化パーツに交換してもよいか? A:いいえ。交換はできません。  強化パーツの「同レベルもしくはそれ未満のレベルの同系統強化パーツ」への「交換」は、エンドパートにおける〈戦闘後の修復〉ルールもしくは寵愛6点の消費により可能ですが、戦闘中のマニューバの効果による「修復」はそれとは異なります。  つまり、「交換」と明記されていない限り、パーツの交換を行うことはできません。マニューバの効果により「修復」する場合、損傷していたパーツそのもの(同一のパーツ)が、損傷状態から損傷前の状態に戻ります。  なお、〈戦闘後の修復〉並びに寵愛点による「修復」は、ルール上は「損傷して機能を喪失しているパーツと同名称同機能のパーツとの『交換』」と等価であるとみなします。 Q:バロックのスキル【業躯】は強化パーツも修復できるか? A:はい。強化パーツも含む任意のパーツを修復することができます。  ただし、「たからもの」は損傷した時点で失われるため、修復できません。 Q:3レベル変異パーツ【よぶんなあし】の効果にある「脚部パーツ」とは、どのパーツのことか? A:脚部に取り付けたパーツのことです。  脚部に取り付けていれば配置が「任意」のパーツでも脚部パーツとして扱います。  逆に、他の箇所に取り付けていれば、指定箇所が「脚」のパーツでも脚部パーツではありません。  サヴァントに取り付ける際はご注意ください。  なお、P138『パーツ獲得レート表』の3番目の注意にある通り、レギオン・ホラーに【よぶんなあし】は取り付けできません。 Q:マニューバの効果を解決中かつマニューバの判定前に「発狂」した場合、同マニューバの判定の処理に影響するか? A:いいえ。影響しません。  何らかのマニューバが宣言されてから解決が完了するまでの間に「発狂」状態になった場合、「発狂によるペナルティ」はラピッドやダメージ・ジャッジタイミングの宣言元となった各マニューバ、および、それらすべての大元となったアクションタイミングのマニューバの解決が完了されるまで、適用されないものとします。  それらのマニューバ全てが解決された後、以降に宣言されたマニューバから適用を開始してください。 Q:攻撃判定で大失敗した際の「攻撃対象エリアの味方か攻撃者自身」とは、攻撃対象エリアに味方も攻撃者もいなければただの失敗と扱ってよいのか? A:いいえ。攻撃者は「攻撃対象エリア」にいなくても大失敗の効果を受けます。  この文は「攻撃対象エリアの味方」か「攻撃者自身」を意図しています。  よって、武器の射程に関わらず、大失敗によるダメージの対象として攻撃者自身を意図的に選ぶことができます。ただし、味方および攻撃者自身が攻撃対象エリアに居ない条件では、必ず攻撃者自身に大失敗の効果を適用しなければなりません。 Q:自分の攻撃判定のジャッジタイミングで【うで】や【あし】を使用してよいのか? A:はい。使用してかまいません。  こうした「自身を対象とした支援や妨害」は、自身の姿勢などを固定して攻撃をより確実なものとしたり、命中箇所を敢えてとっさにずらしたりしているものと扱います。 Q:ある箇所に取り付けた「防御」効果のあるパーツは、その箇所に受けたダメージしか「防御」できないのか? A:いいえ。どの箇所に受けたダメージでも「防御」できます。  たとえば、主な配置箇所としてはその箇所であっても、実際にはほぼ全身がその特徴を帯びていたり、とっさに己の丈夫な箇所を盾にしてカバーできるものと考えてください。 Q:切断判定に対し「支援」や「妨害」は可能なのか? 狂気点で振りなおせるのか? A:はい。可能です。  切断判定は10面サイコロを振って判定値6以上が出れば成功です。  これは戦闘中の判定としてジャッジタイミングが発生します。  また、狂気点による振りなおしも可能です。  大失敗、大成功による影響は発生しません。 Q:「完全解体」されても、スキルは使用できるのか? A:いいえ。使用できません。  P107〈ダメージ〉の末尾で記載されている通り、戦闘中に「完全解体」されたドールは何もできない状態になります。効果欄に特記されていない限り、あらゆるマニューバは使用できません。 Q:全員が「完全解体」か「精神崩壊」にならない限り、セッションが強制終了にはならないのか? A:はい。それ以外でゲームがセッション中に終了することはありません。  参加者やシナリオの都合以外で、特定のドールのみが脱落することもありません。  姉妹の一部が「完全解体」「精神崩壊」に陥っても、セッションは続けることができます。戦闘が終わったなら、「たからものによる狂気点減少」「戦闘後のパーツ修復」「寵愛点の使用」といった、状態に対応する手段で回復が可能です。  しかし、全員が「完全解体」ないしは「精神崩壊」のいずれかの状態に陥ってしまったなら(「完全解体」しているドールと「精神崩壊」しているドールが混在している場合もありえます)、セッションは終了します。前記の条件を満たした時点から、残していた寵愛や一部の強化パーツによる復帰を行うことは出来なくなります。また、敵対するサヴァント・ネクロマンサーを相手にした対話判定などはありえません。  ただし、NCが明確な伏線やネクロマンサーの思惑を含めていると判断するなら、セッションを中断せずシナリオを続けることを認めてもよいでしょう。 Q:「戦闘後の修復」で余ったパーツは予備として持ち歩けるか? A:いいえ。持ち歩くことはできません。  修復に使用できるのは、解体直後のパーツか、適切に保存されているとNCが認めたパーツのみとします。  つまり、「戦闘後の修復」で基本パーツ・強化パーツそれぞれにおいて、修復できるパーツ数が損傷しているパーツ数を上回っていた場合、上回った分は持ち越されず失われます。  解体後に時間経過したアンデッドの肉片は、粘菌が冬眠状態となり、ネクロマンシー技術のないドールには、移植パーツとして利用できなくなると考えられます。  ミュータント生物の場合も、ナノマシンの効果や単純な壊死によって移植には適さなくなります。 Q:サプリメント『箱庭の物語』P79の追加手駒「リッパー」のパーツ【過剰筋肉】は、【はらわた】として扱われるのか? A:はい。【はらわた】として扱われます。  基本パーツとして【狂戦士】のコストに使用することができます。 <その他現在審議中のこと>  FAQの範疇で答えるにせよ、正式なエラッタとして発表するにせよ、目下スタッフの間で審議中です。どうかしばらくお待ちください。 ●【災渦】の問題 ●【無限解体】の問題 ●【背徳の悦び】の問題 ●【パイルバンカー】の問題 ●【ゾンビボム】の問題 ●【キャンサー】【ガントレット】の問題 ●ダメージタイミングの問題 ●全体攻撃の問題 ●ダメージ付属効果発生のタイミング ●「同時攻撃」が起こす問題 以上